班長Tの
独断と偏見に満ちた
motoGPレビュー!
今年もいよいよシーズンが開幕しました!
今年の見どころは3つ!1・ヤマハのダブルエースの
戦い、再び!2004-10年までヤマハのシンボルかつ絶対的エースだった
9度の世界タイトル王者、#46バレンティーノ・ロッシが
ヤマハでもう一度優勝争いを演じる為に復帰しました
イタリア車を世界チャンプにする為に2年間在籍したドゥカティ時代に
チャンプ争いどころか優勝争いからも遠ざかっていたかつての帝王
いよいよ最後の輝きになってしまうのかも見どころです

しかし、ロッシ在籍時には控えの存在だった#99ホルヘ・ロレンソは
今や2度のMotoGPタイトルをヤマハで獲得した現王者にしてエースです
一発の速さだけではなく、レース距離を速いペースで
淡々と走りきる能力の高さと安定感はかつてのロッシ並み!
今年は天敵ストーナーもいなくなりチャンプ候補の最有力です!

2人とも「あの頃とは違う」と、しきりに和解を強調しているのが
実際にはガッチガチの火花が散っている証拠でしょう
切磋琢磨になるのか、骨肉の争いになるのか楽しみデス♪
2・ホンダのエースの
座を掛けた戦い!天才エース、ケーシー・ストーナーの引退で今年のホンダワークスは
2人の新旧スペイン人ライダーのコンビになりました
左・ホンダワークス在籍7年で、年間タイトルを獲得した事がないのは
この#26ダニ・ペドロサ以外にはいません!今年勝てなきゃもうムリポ!!
ホンダの総監督も明言しているので、今年がラストチャンス!
右・昨年のMoto2(600ccクラス)王者が大抜擢!
#93マルク・マルケスはシーズン前のテストからTOPタイムを
叩きだす程、今年の台風の目となる可能性を秘めた凄いライダーです!

ダニが06年にホンダワークスに抜擢された時、
当時のダニは最後の最後でチームプレイが出来ずに大苦戦しました
その再来になるのか?!
班長T的には、ダニはいい加減ワークスを放出されて欲しい!
3・ドゥカティはホントに
ダメなのか!?この10年で、タイトルが獲れたのは07年のみ
しかも、そのタイトルはブリジストンタイヤと
昨年引退してしまったケーシー・ストーナーの才能の
オカゲだったのが、2年間在籍した帝王ロッシの未勝利で
世界中に証明されてしまったイタリアの名門
今年はイタリアの若き獅子#04アンドレア・ドビツィオーゾを
エースに据えて、崖っぷちの戦いとなります!

ちなみに、かつて班長Tが応援していた
#69ニッキー・ヘイデンもダブルエースの扱いなんですが
2人揃って安定感”だけ”がウリなのが・・・ホントに大丈夫か!?
それでは、長いシーズンの始まり始まり~
Rd.1 カタールGP (ロサイルサーキット)
今年もシーズン開幕は、砂漠のド真ん中です
暑いから深夜にバンバン照明使ってド派手なレースですが、
正直、観客はほとんどいません!だって現地は深夜ですから!!
予選はヤマハ対ホンダのワークス対決に
割って入ったヤマハサブチームの#35クラッチローと
ドゥカティワークスの#4ドビ、
そしてホンダを使うプライベーターで急成長中の#6ブラドルの
7名が決勝では勝利を争う展開となりそうです
しかし、決勝の幕が開くとあっという間に#99ロレンソが
1周目で2位以下を1秒ずつ離していくハイペース一人旅
2年連続、開幕戦で圧勝しました!

2位以下は大混戦でした
予選7位からするすると上昇してきた#46ロッシは
最後はホンダワークスの2人を蹴散らして久々の2位!
最後の1席は今回がデビュー戦の#93マルケスが
#26ダニを突き放して獲得しました

一発の速さがあるホンダに対して、ヤマハはレース全体のペースが
圧倒的に速いです!ホンダは早くもタイトルに黄信号!?
・・・いえいえ、まだシーズンは始まったばかり!
これから長い長い戦いが秋まで続きます!

次の戦いの地はアメリカへ飛びます!
4月21日、初開催となるオースティンでのアメリカGPです!!